山行の報告 home 山の本
私の登山の教科書

ひとりぼっちの山歩き/佐古清隆/山と渓谷社  


1.単独行の意義・・・

この本を読むまで単独行は危険であり、あえて単独行をする人は無法者の仲間だと思っていた。単独行は危険であるが現実に多くの人がしていることを知った。私は山岳会に属していない。所属しても会合や会山行に参加できる保証がないからである。しかし、知らない山に登るには、その山のなんらかの知識が必要である。また、登山技術を習得しないで山に行けるのかという不安があった。そんな疑問や不安に答えたくれたのが、この本である。もう10年以上前に読んだ本である。

2.山小屋利用かテント利用か・・・

山小屋に泊まるのが億劫だったことがある。この気持ちは私固有のものと思っていたが、著者自身も同様な気後れした気持ちを山小屋にいだいた時期があったそうである。 私は、山小屋の苦手意識がとれず、しばらくの期間3kg余のテントを背負って縦走していた。 今もツェルトがわりに、1kg余のテントを残雪期の登山に持ち歩く。 単独行者とテントは、とてもいい関係のようだ。

3.天気図を書けないまま登山をしている。・・・

著者は天気図を書けるようになることをすすめている。山岳会へ入ると天気図の書き方・読み方の研修会に参加できることを山小屋で山岳会のメンバーから聞いたことがある。天気図の読み方・書き方の参考書を購入したが、独学でマスターするところまで至っていない。