2000
五頭山(912m)
Sunday.May.28.2000/雨
新津市(5:30) (6:00)どんぐりの森駐車場 (6:50)三の峰 (7:00)前一の峰 (7:40)駐車場
(8:10)新津市
寝床からおきて窓をのぞくと、五頭山がくっきりと見える。前夜、雨が降る。天気予報は、今朝から雨と言っていた。しかし、早朝、雨は降っていない。雨が降る前に山頂から飯豊連峰が見えるのではないかと期待して車を走らせる。周囲より一段高い阿賀野川の堤防上の道路を走ると五頭連峰の背後に、まだらに雪の白が残る青々とした飯豊連峰が見える。前夜、雨が降り、風が出たせいで空気の透明度が増したのであろうか。
雨がときどきフロントガラスをポツリポツリとぬらす。本格的に雨が降り出す前に五頭山の山頂に立ち、飯豊連峰が見れたら良いと思い、アクセルペダルを踏みこむ。
どんぐりの森駐車場に到着すると、すでに車が1台止まっている。キャンプ場手前の橋付近の斜面に紫色の藤と白い大きなホウノ木の花が咲いていた。多分、ホウノ木の花の香りだと思うが、いい香りがする。
登山口あたりの緑は、幾分濃くなっている。登山道は濡れておらず、快調に登ることができた。今回、咳が出ない。体調が戻ったのだろうか。今回の咳は1ヶ月以上続いた。
春の鳥は忙しく鳴く。樹間から見える水田は緑色をしている。遅い田植えをした水田だけが光を反射して鏡のように見える。
コブシかタムシバか白い花が所々に咲いてる。ツバキの赤い花やツツジのピンクの花が、まだあちこちに見える。ナナカマドの小さな白い花が登山道に雪のように落ちている。
登り始めた直後、下山してくる女性に会う。4時に登ったとのこと。雨が気になり、早朝登山をしたそうだ。心をわくわくさせて登る人がいることを知り安心する。充実した日曜日の行動計画の第1ステップを通過したのだろう。私は、10年ほど前ヘッドランプをつけてひとり日の出を見るために早朝登山をしたことがある。荷物は雨具、カメラ、ビノキュラだけなので、とても軽く登ることができた。もう、登山道に雪はない。しかし、沢に雪が残っているのが見える。
三の峰山頂に立つと飯豊連峰が見えたので、もっとよくみるために前一の峰まで足を伸ばす。大日岳から門内岳まで山頂は雲に覆われていた。しかし、地神山から鉾立峰までよく見えた。飯豊連峰、二王子岳、菱ヶ岳、新潟平野、阿賀野川をカメラに収める。山頂付近の新緑は、まだ、美しい。
昨日は気温が30度近くまで上昇し、良い天気となったが、五頭山は、白っぽくかすんで、よく見えなかった。
下山時、4人の登山者に会う。皆、雨のことをとても心配していたが、しばらくは本格的な雨とならなかった。
私は、Tシャツ一枚で通した。他の登山者は長袖のシャツを暑そうに着こんでいた。もうすぐ6月である。6月に日本全体が梅雨を迎える。
Photo:Wisteria near the approach 2000/5/28
Photo:Fresh green on the path near the top 2000/5/28
Photo:Iide Peaks 2000/5/28
Photo:The Agano River and the paddy field 2000/5/28
Photo:Hishigatake(974m) 2000/5/28