2000
五頭山(912m)
Photo:Iide Peaks from Gozusan 2000/12/02
Saturday December 2 2000/晴れ
新津市(12:30) (13:00)どんぐりの森駐車場 (14:00)前一の峰(14:15) (15:00)駐車場 (15:30)新津市
飯豊連峰が白く輝く。---
好転に恵まれる。早朝、雲があるが次第に消え、青空が広がる。
雑用を済ませ五頭山に向かう。
近づくと山頂付近は白い。五頭山の背後に真っ白な飯豊連峰がそびえる。
青空にくっきりと見える白い飯豊連峰は、神々しい。
日頃、宗教とは無縁な生活をしているのに、白い飯豊連峰は畏怖の念をいだかせる。
多数の登山者が訪れる。---
菱ヶ岳登山口に40台、ドングリの森駐車場に40台の車が止まっている。
昼過ぎに上ったせいで、途中、数珠つなぎのグループと挨拶する。
菱ヶ岳から五頭山へ縦走したグループが多かった。
積雪は、山頂で10cmほどである。
飯豊連峰の西側に朝日連峰が白く見える。
磐梯山も久しぶりに特徴のある姿を見せている。
のんびりとゆとりある山行にあこがれる。---
最近、泊まりの登山ができないでいる。
せかせかとした登山だが、身軽でそれなりに充足感や達成感はある。
しかしながら、早く仕上げたいという仕事と類似した山行となり、上っている途中で仕事と錯覚し苦笑する。
山小屋で初めての人との情報交換や酒のはいった談笑は、山行のよい思い出になる。
山小屋で本を読む人がいる。単独行者のひとつのスタイルである。
時々、小屋の外に出て違った時刻の山を見るのもよい。
天気が良ければ、日本海に沈む夕日を見ることもできる。
一晩、山小屋やテントでゆっくりとした時間を過ごして下山し、日常生活に戻る。山に一泊するとフル回転していたエンジンが、いったんアイドリング状態になって心も体も落ち着きを取り戻すように感じる。
いい映画や小説に出会った時と同じように、山行で感動が得られることにあこがれる。当分、それは無理なのだが。