2003
朝日連峰・祝瓶山(1417m)
Saturday 16 August 2003/曇り
新津市(4:40) (6:40)五味沢・大石橋駐車場(6:50) (7:10)分岐 (9:00)祝瓶山(9:10) (10:30)分岐 (10:40)駐車場 (11:00)リフレ(入浴@500)(11:30) (13:40)新津市
眺望はえられなかった
早朝、五頭山や飯豊連峰エブリサシ岳が鮮明に見えたが、運悪く朝日連峰の各峰は、そこだけ雲に覆われていた。
山頂に到着した時点でも、ガスが晴れず眺望はえられなかった。
前回、北大玉山から鋭角な祝瓶山の山容をみて、今度は大朝日岳をみたらどのように見えるか期待して登った。
しかし、ガスが邪魔して10m先も見えない。
山頂の標識をカメラに収めて下山するしかなかった。
ガスの中では、冷蔵庫内にいるような涼しさであった。
じっとしていると寒くなり、手指も冷たくなり自由を奪われるほどであった。
北大玉山からとった写真を見てもわかるとおり、登山道は、急な登り一辺倒である。
途中、1ヵ所大きなアップダウンがある。
荷物が少ないとよいが、多いと登りづらい急登である。
しかし、幸いなことに登山道は刈り払いされているし、ちょうど根が階段状になっている。
山頂が近くなる頃、登山道脇に、リンドウが数多く見られるようになる。
今回、眺望はえられなかったが、リンドウを見て楽しむことができた。
山頂付近で、グループにあった。祝瓶山荘で1泊して、これから大朝日岳をめざすとのこと。
彼らは、山頂から10分ほど下って、分岐点から大玉山をめざすことになる。
ガスで稜線がわからないが、前回、北大玉山から眺めると祝瓶山から大玉山までは
かなり急な下降と、その後、急登をしいられるコースである。
もし、天気であれば、縦走の感動が大きなコースである。
アブが襲う
2週間前、1匹も見なかった。
それなのに今回駐車場で車のドアを開けたとたんに大群が攻撃してきた。
靴の紐を結んでいる間に、背中と顔をさされてしまった。
アブを嫌って家に引きこもってしまったら登山の最盛期に、山から感動をもらえなくなる。
幸い、大石橋まで移動した時点で、アブの攻撃が緩やかになった。
針生平には自然が残っている
まだ、2度目の入山だが、この山域を気に入っている。
自然が残っている。沢の水は冷たく、おいしい。
吊橋は、風情がある。もちろん、これを設置するには、多くの人手と労力がかかったと推測する。
この吊橋があることから、私はこのコースを登ることに対して二の足を踏んでいた。
実際にきてみるとカメラに収めたくなるくらい自然と調和している。
大石橋付近の荒川の河原には、いくつかの家族連れが、自然のなかで風景をみて休んでいた。
子供たちは、めずらしい吊橋を幾度も往復していた。
地元の人でも、この吊橋をわたることは少ないという話を聞いた。
ここには、来る人をいやしてくれる自然が、まだ残っている。
写真/ PHOTO 2003