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2003

鳴沢峰(880m) 

Sunday 4 May 2003/晴れ
新津市(6:00) 菅名岳登山口駐車場(6:40) (7:10)五葉尾根取付 (8:00)鳴沢峰(8:30) (9:15)取付き  (10:10)駐車場  (10:50)新津市

新緑を愛でる  
およそ2週間ぶりに山に入る。膝の痛みをかばいながら上り下りする。登山者にとって足に痛みをかかえて、 山に登ることは、普通でない。 しかし、登らねば、かえって筋肉が退化して膝を支える力を失い、より登山から遠ざからねばならないだろう。山に登るようになって腰痛に苦しむ回数が減った。 同様に、ある程度の運動によって登山に必要な筋力を足に蓄えておかないと、ますます 山行が難しくなる。 そんな考えにとらわれると、歩道を数時間歩くより、低山を登ったほうがまだよいとの結論が導かれる。 そこで新緑の鳴沢峰に行くことにした。菅名岳のとなりの地元で越後富士ともいう形のいい山だ。 菅名岳の駐車場に到着するとすでに1台の車がとまっていた。 となりに車をとめて林道を登っていくと、更に2台の車が路肩にとまっていた。 鳴沢峰へいくには五葉尾根を登る。この尾根の取付きに3段に分かれた梯子がある。 新緑は山の斜面を登り、菅名岳、鳴沢峰ともすでに淡い緑が山頂まで達していた。 しかし、一方では、日があたらない沢筋やくぼ地にまだ雪が残っている。 幸い、登山道にはまったく雪をみることはなかった。 コブシやつばきの花が緑の中に点在し、アクセントをつけている。 Tシャツ1枚でも十分な気温である。また、風はあるがそれほど強くなく、湿度が高くないので とても登山によい日となった。

たくさんの登山者がやってくる  
帰るとき、駐車場や路肩の車の台数を数えてみると、43台までいった。 連休ということで家族連れの登山者もいる。 後半の連休は、天気が保障されたこともあり、たくさんの登山者がやってきた。 残念ながら鳴沢峰からの眺めは、物足りないものであった。 春霞特有のぼんやりとした視界しかなく、飯豊連峰は目を凝らしてみないと稜線さえわからない。 手前の名称不明の山々は、まるで墨絵のように、稜線だけしかみえない。 日本画のように白と黒の世界だ。 菅名岳の背後にまだ雪をたくさん残している粟ケ岳がみえる。 帰途、車道脇のブナ清水で水をお土産にする。 自宅でおいしいコーヒーや中国茶を楽しむことができるのだ。