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2004

五頭山(912m) 

Monday 09 August 2004/曇り
新津市(6:20) (7:00)どんぐりの森駐車場 (8:00)三の峰 (8:10)前一の峰  (9:10)どんぐりの森 (10:00)新津市

 月曜日の朝、静かな山に登る  
夏休みをとった。しかし、遠い高い山に行く予定はたてなかかった。暑すぎる。日帰りでは、体がもたない。 アブが気になって仕方がない。9月上旬まで、近くの山でトレーニングを続け、少し気温が下がったところで高い山を目指したい。家でぶらぶらしているわけに行かない。体力がなくなり、衰えるばかりである。 五頭山はトレーニングに最適なやまである。移動と登山に、3時間程度あれば、毎週トレーニングできる。 月曜日の五頭山は貸切を予想したがすでに駐車場に2台の車が止まっていた。 荷物といえば水1リットルとデジカメだけである。どんぐりの森キャンプ場から、三の峰コースを登る。 この登山道は梅雨のたびに塹壕が深くなる。 深くなって上りづらい場所には、まき道ができている。雨が降らず気温が高い日が続いたせいか、登山道は乾いている。 森は、乾いたせいか、花がないせいか香りがない。香りの高い時期は、春から夏にかけての期間である。 7合目に長助清水という水場がある。夏の時期は水量が少なくなるので、立ち寄らないで上り下りすることが多い。 登山道から1分もかからない場所なのであるが。 アブがいたが、大きな割にしつこくまとわりつかなかった。しかし、メジロアブと違って高度を上げてもついてくるのが特徴である。 樹木の葉が登山道を覆うので強い日差しを直接受けることがない。だが、風がないので汗が吹き出てくる。 朝でも水を1リットルほど飲み干してしまう。今回、前一の峰まで足を延ばしてみたが、飯豊連峰は雲に隠れてみることができなかった。これから、盆休を利用して登山者が、特に首都圏から飯豊連峰、朝日連峰を訪ねてくる。 どこの山小屋も登山者で満杯になる時期である。御西小屋では小屋に入りきらず、小屋の周囲にテント村ができる。 早朝からトイレに行列ができるのも、この時期の特徴である。

 意外と多い登山者  
平日、それも月曜日なので、7名の登山者にあったのは驚きである。 5名の年配者、2名の若い方であった。飯豊・朝日連峰であれば、平日の登山者は驚くに当たらない。 しかし、五頭山で平日に登山者が複数いるとは発見である。 家にとじこもっているより屋外、それも負荷の大きい登山にくるということは、健康志向が浸透していることを示しているのであろうか。 新潟市から来ると、移動と登山で5時間かかる。それでも残りの半日程度を自由な時間に当てることができる。

 朝、家でツクツクボウシが鳴く声を聞く  
こんなに猛暑が続いているのに、季節は秋に確実に近づいていることを教えてくれる。蝉取りにあけくれたのは、40年以上も昔のことである。ツクツクボウシが鳴くのを聞くと夏休みが終わりに近づいたことを感じていた。 夏休みの宿題が頭の隅から大きな風船のように膨らんで意識されるようになるころでもあった。 今、子供たちが屋外で捕虫網をもって蝉取りい夢中になっている姿を見ることはない。子供たちが、ツクツクボウシの鳴き声を聞いて焦ることはないだろう。しかし、昔も今も変わらない夏休みの行事がある。6時半のラジオ体操とプールの水泳である。 団塊の世代の後の人たちが、登山を楽しむということは、あるのであろうか。 それとも、われわれとは異なり、潤沢な収入を得て海外旅行などでリッチな生活をエンジョイするようになるのであろうか。