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2005

粟ヶ岳(1293m) 

Tuesday 3 May 2005/晴れ
新津(9:15) (10:15)水源地駐車場 (12:45)粟ヶ岳山頂(13:15) (15:00)駐車場 (16:00)新津

 100人以上が登る 
天気が回復した。雲ひとつない青空が広がる。飯豊連峰か朝日連峰の山に登りたかったが、計画を変更して近くの山に登ることになった。 久しぶりとなる粟ヶ岳(加茂市)を選んだ。前回と道路が変わっていた。狭くて交互通行となっていた道路が片側1車線の新しい道路に作りかえられていた。登山口の水源地に着いたとき、空いている駐車スペースが登山口付近にないほど多くの車がとまっていた。かなり先まで車を進めて駐車スペースを確保した。遅い出発となったため、下山者50人ほどと挨拶をかわす。山頂に到着してみると50人ほどを数えたので、今回、100人以上の登山者がやってきたことになる。下田村の登山口から登った人もいるので総勢100人以上であることになる。 7合目の山小屋から粟ヶ岳山頂まで雪庇が残っている。雪庇が落ちたところは、夏道をあるいたが、雪の上を歩くことができた。 また、山頂にもまだ広い雪庇が残っており、その上で昼食を取っている人たちもいた。 粟ヶ岳からの眺望がいい。もっとも近い山が白山であろうか。粟ヶ岳からみると守門岳や浅草岳の北面には雪がたくさん残っていて白く輝いている。飯豊連峰もうっすらであるが、遠くに白く見える。高さがあるので遠くでも迫力がある。ビノキュラでみるといっそう力強く迫ってくる。連休後半、千金の値の眺望を求めてたくさんの登山者がやってきたようだ。

 2日おいて再び登る 
2日前の飯豊連峰登山から、疲れが取れていない。ひざが上がらないのだ。足取りも重くなり10mごとに一息入れる。こんな状態で山頂にたどり着いた。筋肉にまだ疲労が残っているようだ。3時間程度ののぼりでこれほどばててしまうのでは、飯豊・朝日連峰登山などとても無理な計画であったことになる。ここ数年2日以上にわたる小屋どまりの縦走をしていない。そのせいか感覚がつかめない。いや正確には泊まりの縦走の記憶が消えてしまっているというほうが正しい。小屋泊まりの縦走は荷物が一気に増えてしまう。食糧、道具、寝袋など重量は日帰り山行の比ではない。加齢による体力減がばててしまった主因なのかもしれない。しかしながら、体力維持に登山ほど有効なトレーニングはないのだ。ジョギングはひざに問題が生じやすい。水泳はジョギング以上に苦しい。若者向きのスポーツなのだ。ウオーキングに重力Gの負荷をかけたのが登山なのである。トレーニングとしては優れている。また、眺望が得られることや手早く達成感を得ることができるというストレス解消としてのメリットもある。日帰り山行でももう少し負荷をかけるために食糧と炊事道具をもって登山するほうが体力維持には効果的なのかもしれない。