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2005

菱ヶ岳(974m)/五頭山(912m) 

Sunday 20 March 2005/晴れ
新津市(5:40) (6:20)菱ケ岳登山口駐車場 (8:30)菱ヶ岳山頂 (9:50)五頭山前一の峰 (10:00)三の峰 (11:00)駐車場 (12:00)新津市

 菱ヶ岳・五頭山を縦走する。  
青空が広がる。気温が下がる。雪の上を歩くには、最高の条件がそろう。 駐車場に2番目に到着する。菱ヶ岳登山口から雪に覆われた夏道を登る。 残念ながら、気温が下がったにもかかわらず、雪はもろく足が深く沈み込んでしまう。 早めにワカンを装着して登ることになる。 朝日が五頭連峰の稜線から輝きはじめる。 顔が焼けるのを避けるためUVカットクリームを塗る。 また、サングラスをつけて登る。 思ったより、風が強くレインウエアを着る。 菱ヶ岳までの中間点となる杉鼻に近くなると斜面が急になる。そこでアイゼンに履き替える。 杉鼻は雪が多く、急な冬道を難なく上ることができる。 杉鼻の上は、長い急な斜面が続く。このころから霧氷を見ることができる。 風はさらに冷たくなる。 菱ヶ岳の最後の上りは急であるがアイゼンがあるのでピッケルで3点確保しながらのぼりきる。 菱ヶ岳の山頂で、期待どおりの眺望が得られる。 北面に、飯豊連峰が青空にはえる。朝日連峰が二王子岳の背後に見える。 磐梯山もわずかに特徴のある姿が確認できる。 南面に、宝珠山、白山が見える。 縦走路は、高い雪庇に覆われている。雪庇は今冬、大きく成長して、とがっている。 斜面となっている雪庇上を渡るにはアイゼンが必携となる。 菱ヶ岳から五頭山まで縦走するには、多くのアップダウンを上り下りする。 菱ヶ岳山頂から数分のところに垂直な斜面がある。アイゼンとピッケルなしでは下れない。 アイゼンのままで歩いても吹き溜まりを除いて足が深く沈みこむことはない。 菱ヶ岳から五頭山へ縦走すると飯豊連峰をみながら歩くことになる。 実にいい気分である。1時間程度の縦走であれば、それほど心配はいらない。 しかし、十分注意することがある。①気温が高くなるとワカンなしでは縦走できなくなる。 ②気温が低くても前日に新雪が積もるとワカンでも縦走が困難になる。 天気予報と雪の状態をみて縦走するかどうか判断することが重要である。 五頭山前一の峰へいくには、最後に長い斜面を登る。一気に100m近く上るのではないか。

 たくさんの人が登る  
青空が広がると五頭山は、登山者でにぎわう。 実にたくさんの人は登る。グループが多い。 また、年配者が圧倒的である。 ザックは大きく重そうである。 女性が多い。 五頭山からの下山路は多くの登山者が歩いており、かなりでこぼこしていた。 昼近くになると気温が上がり、歩きにくくなった。