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2005

五頭山(912m) 

Saturday 14 May 2005/曇り
新津(5:00) (5:30)どんぐりの森駐車場 (7:00)三の峰 (7:40)駐車場 (8:10)新津

 新緑が山頂に到達する 
一雨降ると山々に瑞々しい新緑が広がる。そして山頂をめざして新緑が高度を上げる。 三の峰にも新緑が到達した。山頂直下にはまだ少し雪が残っていたが、新緑も共存状態である。 今回、山頂付近にまだ雲が残っていたので、眺望を楽しむことなく下山した。しかし、遅い出発をした登山者は、十分眺望を楽しむ事ができたと思う。なぜなら帰宅してから青空が広がったからである。 山には、コブシ(白)、雪椿(赤)、マンサク(黄)、ツツジ(ピンク)が咲き、新緑にアクセントをつけている。 雨上がりの登山道は、ぬかるんでいるが、こんなときだから瑞々しい新緑をめでることができたのもしれない。

 高校生山岳部員数十人が登る 
どんぐりの森キャンプ場にテント泊し、三の峰コースを登り、五の峰経由でスキー場を下山するとのこと。 かなりの荷物を持って、登っていた。山頂で遅い朝食か早い昼食を取るのであろうか、ザックがかなり膨らんでいた。 県大会とのことだが、この参加者を少ないとみるか多いとみるか、考えてしまう。 しかし、多いといえるかもしれない。理由は、昨今ほとんどが進学する高校で登山をすること自体マイナーと思う。 また、自動車で移動できる大人と違って、鉄道とバスを使う高校生は、そんなに頻繁に登山をすることができないであろう。 また、登る山もJR沿線に限定されるかもしれない。 そんななかで、山岳部の活動をするのは、ほんとうに山が好きな学生といえる。 受験勉強で達成感をうることはないであろうが、山に登り山頂に到達できれば、手早く達成感と満足感を得られる。 汗を流して苦労して、登るとその苦労がすばらしい眺望に感動することにより満足感に変わる。 このことを知っている学生が部員を拡大してきたのだろうか。 どんぐりの森キャンプ場には、たくさんのカラフルなテントがあった。 食事や寝泊りをともにした仲間は、いい思い出を作ったことだろう。 このさきいろいろなことを話せる友を得たかもしれない。 こんなことを思いながら、登った。しかし、黙々と登るよりもう少し話をしながら登ったほうが、楽しく感動が大きい登山になるのではないかと余計な心配をした。初めて登った人がいたとしたら、きっと眺望と新緑に感動したことと思う。