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2008

五頭山(912m) 

Saturday 05 January 2008/曇り
新津(9:00) (9:40)菱ヶ岳駐車場 (9:50)どんぐりの森駐車場 (11:20)三の峰  (12:00)菱ヶ岳駐車場  (12:40)新津

 10日ぶりの登山となる  
久しぶりの登山となると冷静に登れるだろうか。運動なしの期間を置くと、体がなにもしない普通の機能に戻るようで、登り始めるときつく感じるのでペースダウンしてしまうのが通例である。しかし、時によっては、なにを勘違いしたのか、登り始めると同時にハイペースになってしまって、速度を落とせなくなる。そしてある程度消耗すると、息切れしてしまい。少し登っては、呼吸を調整しないとその先すすめなくなることがある。今回、7合目までなんとかペースを維持したけれど、その後は、遅々としてすすまなくなってしまった。もちろん泥酔と睡眠不足で調子が狂ってしまったせいもあるが、そのまま山頂まで行くこともある。今回はダウン寸前であった。無意識のうちに、正月休みに6日間も登るチャンスがありながら登れなかった反動が背中を押してしまったようだ。山頂まで続かないほどのハイスピードで登り始めてしまったようだ。 やはり期間があいた後の登山は、調子がつかめなくなるので注意が必要なようだ。

 アイゼンの効用  
五頭山でアイゼンとは仰々しいではないかと感じる人は多いと思う。確かに今まで、雪の登山道を登るのにステップを切っていけば、アイゼンなど必要としなかった。 だが、どうやら必需品となってきたと昨今感じている。最近、五頭山は四季を通じて多くの登山者が来ることは、なんどもこの場で述べてきた。多くの登山者が登り降りすると雪の登山道は踏み固められ、ほとんど滑り台と同じになる。遅い時間に登るときや、下山時、多くの人が登った後の登山道はつるつるとなり、まだ新しい靴のソールでも雪面を滑ってしまう。のぼりはすべると体力を余計に消耗する。また下山時は足がかりがなくなるので、時間がかかるし、それ以上に危険である。しりもちをつく程度で済めばいいが、腕や足を骨折する不安がある。こんなとき残雪期の斜面や夏の雪渓などを登り降りするときに使用するアイゼンがあると助かる。登りではすべることがないので、体力を無駄に消耗することはない。また、下山時は、安心して雪面を降りることができる。前回滑ってかなり苦労して登ったので、今回アイゼンを使って登り、その効用を実際に評価することができた。