2009
五頭山/912m
Sunday 12 July 2009/曇り
新津(4:00) (4:40)どんぐりの森駐車場 (5:40)三の峰 (6:30)駐車場 (7:10)新津
早朝でも3人にあう
天気は下り坂。早めの登山で1日を大切にしたいと思う。
出発時に22度で気温は高め。山頂付近だけ、雨で濡れていたが、それ以外は、乾いていた。
当然、飯豊連峰は望めなかった。山頂の鐘をたたいて下山した。
都会のどよめきは、死語となったか
上京してJRの駅から街頭に出たとき、地下鉄出口から通りへ出たとき、ゴーという音が体に伝わってきた。
都会に来たことを確認する瞬間であった。
教養部で仏文学の東北なまりが残る先生から、これが都会のどよめきだと教わった。
この言葉は、今も若者と共有できるものなのだろうか。
今でも上京すると同じ感覚になる。むしろ、昔より一層大きく、激しい音になったかもしれない。
しかし、今の若者には騒音としてしか認識されず、都会をイメージする言葉とは映っていないようだ。
仕事でも、私用でも上京し街に出ると、最初に入ってくる、このどよめきに圧倒され、緊張し、力が入ったような気がする。
よく考えてみれば、地方生まれの地方育ちに特有の感覚であったかもしれない。
都会育ちには、これは日常であっただろう。また、今の新潟は、大都会と変わらぬ喧騒の中にある。
山に登って耳を澄ませば、遠くから似たような音が聞こえてくることがある。
自宅にいても、深夜、窓を開けると都会と錯覚することさえある。
昔、都会を体で感じた、このどよめきは、私と同世代以前の地方育ちの人だけが知っていて、うなずくことができる言葉になってしまったようだ。