2012
五頭山_912m 12/12/03
Monday 3 December 2012/晴れ
新津(7:30) (8:20)どんぐりの森駐車場 (9:50)前一の峰(10:00) (10:50)駐車場 (11:40)新津
冬の新潟では珍しい青空
天気予報が曇りから晴れにかわった。
早朝、窓からのぞくと雲がなかった。
家に近い五頭山を登ることにする。
家を出るときれいな青空であることがわかる。
多分、昨日まで雪が降って、空気がきれいになったものと思われる。
前一の峰山頂に立つと、白く輝く飯豊連峰を見ることができた。
一瞬、今日のようないい天気なら、きっと二王子岳山頂からさぞすばらしい飯豊連峰を見ることができるだろうと考えた。しかし、雪が深くて山頂までたどりつけないだろうとも考えた。
五頭山からみる今日の飯豊連峰は青空に映えて美しい。
ずっと見ていても飽きることがない。
空気が清澄なせいか、北に鳥海山、朝日連峰が白く、くっきりと見える。
また、南に特徴的な山頂の燧ヶ岳が見えた.
こんなに登山者が多いとは
駐車場には60台ほどの車があった。
間違いなく登山人口は増大している。
降雪期の平日にこれだけの登山者をみることはなかった。
今日は週末かと思うほどほ人出であった。
これほど多くの登山者が来る理由を考えてみた。
第1に、多くの人が言うように、熟年世代の健康志向があるのだろう。
誰でも、できるだけ長く、身の回りのことを自分でできるような生活をしたいと考えるに違いない。
親の介護をしなければならなかった人であれば、自分のことを自分でやることが、いかに重要であるかを毎日、親の姿をみて知ったことだろう。
まずは、足腰がしっかりしていなくてはならない。
そのために、登山は最適である。
一方、病気になるのは、しかたがない。交通事故とかわらない。
老いてくれば、自分ではどうすることもできない。
酒やケーキが好きなら、食べた方がいいだろう。
それらを控えて長生きして、大きな意義があると思えない、
第2に、充足感を得られるからだろう。
山頂からの眺望は、非日常の世界である。
特に、飯豊連峰のような壮大な山を見ていると感動を覚える。
山岳信仰の意義を直感的に理解してしまう。
私どもが住んでいる下界が、とても小さく見える。
その中で、いろいろあくせく考えたり悩んでいることが、不思議に思えてくる。
宇宙ステーションから人が地球を見るとき、きっとこのような感覚が数十倍増幅されて、見る人に迫ってくるに違いない。
きっと、神の視線に近いから感動するのだろう。
非日常の世界を体験することによって充足感が得られるのかもしれない。
山頂に立つことができた達成感や、一時的ではあるが、雑事から解放された爽快感が気分を高揚させているのだろう。
山頂の積雪は20cm
ふもとの積雪はないに等しい。
ワカンを用意したが、使用しなかった。
昨日、多くの登山者が来たようで、しっかりしたトレースがついていたからだ。