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2015

京都の紅葉 2015年 15/11/25-27

今回見た寺院は、次のとおり

11月25日(水)

東山 (1)東福寺 嵯峨野 (2)化野念仏寺 (3)祇王子 (4)二尊院 (5)常寂光寺

11月26日(木)

東山 (6)永観堂 (7)円徳寺 (8)高台寺

11月27日(金)

東山 (9)清水寺 (10)将軍塚青龍殿 (参考) 特別展開催中の美術館・博物館は次のとおり (1)フェルメールとレンブラント 京都市美術館

今回の紅葉の結果

(1)予想どおり綺麗だったのは、東福寺他 (2)予想以上に素晴らしいのは、永観堂

計画したがすでに紅葉が終盤となり行くのを中止したのは、次のとおり

(1)高尾の神護寺他の寺 (2)大原の三千院他の寺 したがって、高尾、大原に紅葉の見頃の日程を合わせると、今回訪ねた寺の紅葉は、少し早いことになる。

今回の紅葉の特徴

(1)東福寺の通天橋  さすがに絵になる光景。地面に落ちた紅葉も素晴らしい。  臥雲橋から見る通天橋がいい。 (2)永観堂  境内に寺と庭が多くあり、広い。  紅葉がいたるところで鑑賞できる。  色が鮮やか。  一挙に紅葉せず、樹木の種類により、緑のままのものもあり、コントラストがいい。  永観堂の寺や庭の配置は変化を好む作りである。  寺が山腹に配置され、急傾斜な階段、廊下で連結されている。  多宝塔や方生池など、アクセントがある。  入り口の門に区切られたファインダー(窓)から見る紅葉は素晴らしい。

教訓

(1)紅葉名所は、開門前に並んでみる。 (2)雨の日の翌日の早朝が紅葉を見るには最高。  当日は、天気であれば最良。しかし、曇りでも、いや雨でも構わない。

移動の工夫

(1)バス1日乗車券がいい  3回以上のると、元が取れる (2)桜の春、紅葉の秋に、大勢の人が来る。乗り換えなしのバスは混雑する。  乗車時に座れないと、目的地まで立つことになる。  若い人はいいが、老人には、きつい。  そこで、乗り換えなしの路線を避け、逆に、主要道路が碁盤の目である京都の特徴を利用して  バスの乗り換えで移動する。  本来の路線と違う路線を南北に移動し、次に乗り換えて東西に移動する。  または、先に東西に移動し、次に乗り換えて南北に移動する。  バスの乗り換え場所は、次の手順で求める。  出発地(x1,y1)と目的地(x2,y2)の座標を通るy軸に並行な直線x=x1と、  x軸に並行な直線y=y2の交点(x1,y2)で乗り換える方法が有効。  もちろん、ここでの出発地、目的地はともに実際には最寄りのバス路線となる。  実際に、帰りに満員で乗れないバス数台をバス停で見送ってから試しに実践した結果である。 (3)よくわからない時、バス停から地下鉄乗り換え駅まで最短でいくバスに乗ればいい。  地下鉄は、京都市内を東西南北に十字に切って走る烏丸線と東西線がある。  どこからでも、京都駅や中心街へ行ける。そこから再出発する手がある。 (4)バスで戻るには、基本的には道路反対側のバス停から同じ系統の路線バスに乗ればいい。  ただし、向きは反対になる。

京都は都であった時代から、今もなおその財産で集客し繁栄を続けている。

(1)正の好循環が繁栄の源  寺の庭が綺麗。街もトイレも綺麗。多くの庭師や従業員を雇えるお金が落ちている。  それがなお一層、寺や街を綺麗にしている。そのことが、更に観光客を惹きつける。  核となる都市は、加速度的になんでも吸収し密度を高める。まるでブラックホールだ。  反対に地方は都市にすべてを奪われひたすら疲弊し過疎化する。 (2)京都御所は京都の中心である。  東山の高台にある将軍塚青龍院の大展望台から見て、わかったことがある。  それは、京都御所の森がどれほど広大であるか。また誰が見ても御所が京都の中心であることだ。  今も、昔も、京都御所は自らの求心力を誇示している。

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