1995
飯豊山荘〜(丸森尾根)〜飯豊山(2105m)
Fri.Sep.8.1995/ 晴れ
新津(6:00) (8:00)飯豊山荘 (丸森尾根) (15:30)梅花皮小屋 (泊)
Sat.Sep.9.1995/ 晴れ
梅花皮小屋(5:00) (8::00)御西小屋(9:00) (10:00)飯豊山 (ダイクラ尾根) (14:30)温身平 (15:00)飯豊山荘 (15:30)梅花皮山荘(16:00) (17:30)新津
夏は、忙しくて動きがとれなかった。梅雨前、一度挑戦して、途中ホワイトアウトでリタイヤしたので、今度こそ飯豊山に登りダイクラ尾根を下ろうと思って企画した。
8月が過ぎると飯豊連峰は、オフシーズンとなる。めっきり登山客が少なくなる。飯豊山荘から丸森尾根を登る。今日の宿泊場所は、梅花皮小屋である。貸し切りかと思っていたら、日没直前に、小屋の様子を見に来た管理人が到着した。宿泊料は1,500円である。1日目は、6時間半の行程であった。
2日目は、強行軍となった。10時間の行程である。梅花皮小屋から御西小屋までに、すれ違った人は、一人しかいなかった。御西小屋から飯豊山まで、三人に会う。梅花皮小屋から飯豊山まで5時間ほどかかっている。いよいよダイクラ尾根を下る。この尾根は、飯豊連峰を車を使っても縦走できるという利点がある。しかしながら、このコースは、本当に寂しくきつい。でも、下りなので、気が多少ラクである。朝露がスパッツの隙間から中に入り、靴擦れを起こしている。二人の登山者とすれ違う。それぞれが単独行で、精悍な若者であった。ダイクラ尾根の下りの難所は、最後の急な下りである。ここは、登りも大変であるが、下りも悲惨である。足を踏ん張りながら下る。しばらくすると足がガクガクする。足の親指に豆ができるほどである。また、親指の爪が痛くなる。この爪は、後日、醜悪に変形する。爪が伸びて、変形部分を切り取るまでに、丸一年かかっている。吊り橋に到着し、川の水をがぶ飲みする。
ダイクラ尾根は、登山者が少ないようで、単独行者には危険が多いのではないか。温身平には、ハイカーの散策が見られた。また、釣り人が糸を垂れている。梅花皮山荘で汗を流して、家路につく。今回の山行は、寂しいものであった。
Photo:Dainichidake(2128m) from Onishidake(2012m) 1995/9/8
Photo:Onishidake(2012m) & a Hut from Eboshidake 1995/9/8