1996
五頭山(912m)
Sun.November 17.1996/曇り
新津(8:00) (8:30)ドングリの森駐車場(8:40) (9:40)五頭山三の峰 (10:00)前一の峰
(10:10)三の峰 (10:50)ドングリの森駐車場 (11:30)新津
青空が見える。白くなった山々もくっきりとしている。少し高いところへ登れば、きっと飯豊連峰が神々しく見えるだろう。運動不足気味なので二週間ぶりに登ることにした。正午前に帰宅するには、五頭山が手頃な山である。上は雪なので重登山靴、スパッツ、オーロンの下着、ウールシャツを使うことにしたが、ズボンは、夏から重宝しているジャージーのパンツですますことにした。仕事もあるし、本も読みたいと迷ったが、なにより健康第一とふりきって出発する。
菱ヶ岳の駐車場には、10台ほど車がある。いつものとおり三の峰コースを選ぶ。ドングリの森駐車場は、ほぼ満杯(30台ほどか)。菱ヶ岳も五頭山も、最近は、天気がよくなると大勢の登山者がやってくるようになった。三の峰コースは、通年で登山者がいる。登山道はすっかり落葉で埋まっている。葉が落ちると、梢越しに下界がよく見える。紅葉が、わずかばかり残っている。もみじ(手の五指のような葉)が、きれいである。
五合目をすぎると、日陰に白いものが見える。今冬はじめての雪である。高度を増すごとに雪が多くなり、一面真っ白となる。三の峰近くになると、雪の重みで枝が登山道を覆う。三の峰に到着した。到着を知らせる鐘を一回鳴らす。飯豊が思ったとおり真っ白に化粧している。深い谷が陰影をつけている。もっとよく見るために、前一の峰まで足を延ばす。大日岳から鉾立峰まで、ゆっくりと目で縦走する。朝日連峰も見える。磐梯山、燧ヶ岳が遠くに浮かぶ。飯豊・朝日には、もう半年後しか登れないのである。
上は二枚しか着てないので風が冷たい。ピッケルだけしかもってこないので、上り下りがラクである。しかし、一方では、体力がつかないのではないかという危惧もある。
一気に下山する。駐車場には、車が隙間なく入っている。40台はあるのではないか。下の菱ヶ岳の駐車場は、30台ほどに増えている。菱ヶ岳は、降り出すと雪がしまる2月頃まで登れなくなるので、今日あたりが今年最後かもしれない。