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1997

五頭山(912m) 


Sun.Jun 8.1997/晴れ
新津(13:50)  (14:20)どんぐりの森駐車場  (三の峰) (15:20)前一の峰
 前一の峰(15:30)  (15:40)三の峰  (16:20)どんぐりの森駐車場(16:30) (17:10)新津

 天気が良くなる気配がする。しかし、体調不良で休養するつもりでいた。昼過ぎ、気が滅入るばかりで、何もする気が無くなる。たしかに気分転換も必要である。遅まきながら五頭山に行くことにする。山登りの仕度だけで、何も持たない。14時前に出発する。
 前回登ったときから2ヶ月ほど経過している。緑が濃くなった。しかし、まだみずみずしい。駐車場に車がたくさんとまっている。イベントでもあるのだろうか。時刻が遅いので多くの下山者とあいさつをかわす。登山道は年々深くなるばかりである。これだけポピュラーな山になれば、当然である。山は、今朝まで雨が降っていたようで土が濡れていて滑る。木々はすっかり緑に覆われ山頂まで緑が登りつめている。生気が山々に満ちあふれている。荷物がないので一気に三の峰に立つことができる。飯豊連峰がクッキリ見える。前一の峰まで足を延ばすことにする。
 3時を過ぎるとこの山も静かさが戻るようだ。飯豊連峰は、少し雲が邪魔しているが、ほとんど全山眺めることができる。大日岳、北股岳、鉾立峰など特徴のある山がはっきりと見える。雪は、谷筋に残すばかりとなっている。
 通常であれば、7月20日過ぎまで梅雨のため飯豊の縦走は、あまり楽しくない。この時期登るとすれば、山都町川入から入るのが一番安全と思う。豪雨になっても車で登山口まで危険な崖下を走ることはない。少なくとも小国町の飯豊山荘までの崖下を通るよりはよいと思う。また、登山道が増水で渡渉困難となる所もない。
 切合小屋に泊まり、本山までピストンするのが一番ラクな行程であろう。土日に天気となる見通しがつけば梅雨明けまで1回くらい飯豊に登りたいものである。
 前一の峰からみる五頭の峰々や菱ヶ岳は、昨夜来の雨で洗われたのか緑がとても綺麗である。梅雨前の五頭山を十分に眺めて下山する。三の峰から一の峰までは、登山道は綺麗に刈り払いされていた。ありがたいことである。駐車場につくと登山者の数より車の数が多い。山菜採りの人もかなり入山しているのかもしれない。