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1997

五頭山(912m)

Sun.Oct.12.1997/雨
新津(11:30) (12:00)ドングリの森駐車場  (13:20)三の峰(14:00) (14:50)駐車場 (15:30)新津

雨であるが、五頭山に登る。 一人のみと思えば、駐車場には4台の車がある。 本来ならば、連休に朝日連峰の紅葉を楽しむ予定であったが、膝の痛みが、とれないため 心ならずも計画中止となった。 10月10日は、天気の特異日である。 貴重な好天を、ドライブで楽しんだ。 しかし、土、日は、雨で動きがとれない。 1ヶ月間どこにも登ってないのと、膝の具合を確かめたくて、雨の中を五頭山に向かう。 強い雨のため、買い物の手伝いをしたのち11時半という中途半端な時間に出発となる。 いつもは、なにも持たずにのぼるが、昼食用にカップ麺、コンロ、コッフェル、水、ビールを入れた デイパックを背負う。

駐車場の4台の車をみて、三の峰の小屋での昼食がとれるスペースが確保できるか、心配になる。 途中、登山口手前1km付近のキャンプ場に、オートキャンプを楽しむ家族がいた。 特定のキャンパーには、雨は苦にならないらしい。 駐車場付近の紅葉は、まだ早い。 しかし、木の種類によっては、鮮やかな赤や黄がある。 雨は、いったんやむ。 菱ヶ岳から五頭山への縦走路は、紅葉が進んでいる。 色は、あまりよくない。 三の峰付近は、紅葉して黄色が多い。 今日は、日曜日であるが、自衛隊演習場(大日が原)からマシンガンの音がする。 全く不気味な感じがする。 ゆっくり登ったせいか、膝が痛まない。安堵する。 雨のせいか、森の香りが濃い。山桜が近くにあるのか、桜餅の香りがする。 人工的な香りと異なり、刺激が少なく心が安まる。ほっと一息入れる。何ともすがすがしい気分になる。 五頭山のナナカマドの葉は、赤くなく褐色でさえない。 三の峰頂上で、鐘を一つならし到着を知らせる。 残念ながら飯豊連峰は、見えない。 雨がやみ、周りの山の紅葉が見えるが、くすんだ色だ。 赤や黄色は、これから見頃なのであろうか。

小屋では五人の先行者が、出発の準備をしていた。 途中で、下山者一人とあっているので、私も含め、本日の登山者は七名のようだ。 他の登山者も、小屋は今日は貸し切りだと思って登ったそうだが、雨にも関わらず人が多いのに驚いていた。 遅い昼食をとっていると、また雨が降り出してきた。 秋の夕暮れは早い。特に雨天となると、森は昼間でも暗い。 早々と下山する。 下山時も、心配した膝の痛みがでないので、どうやら登山には支障がないようだ。 村杉温泉で、汗を流す予定であったが、駐車場がない。 あきらめて家路を急ぐ。豆腐も買えなかった。 多くの人もそうだと思うが、涼しくなると夏の睡眠不足などの疲労がどっとでる。 秋に体調を崩す人も、いるのではないか。 本格的に雪が降る前に、どこぞの山ですばらしい紅葉をみたいものである。