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1997

飯豊山(2105m) 


Sat.19.Jul.1997/晴れ
新津(5:00)  (7:30)山都町川入御沢駐車場  (13:30)三国岳(14:00) (15:30)切合小屋(泊)
  
Sun.20/晴れのち曇り
 切合小屋(5:30) (7:30)飯豊山(8:30) (10:30)切合小屋(11:30)  (12:30)三国小屋(12:50)   (15:30)御沢(16:00)  (16:10)いいでの湯(17:00)  (19:00)新津

友人と2人で、飯豊山、大日岳を登る計画を立てる。 しかし、実際には、荷物が重くて飯豊山までとなった。 天候は予報通り、晴れた。 梅雨明けは、無線局を通して知った。 この時期の飯豊には、花が豊富である。また、そのためかどの小屋も混雑するようである。
(花のレポート)
ニッコウキスゲが登山道沿い至る所に見られた。特に、三国岳の下方の剣ヶ峰付近に群生している。 また、本山小屋から飯豊山にいたる登山道の南斜面にもたくさん見られた。 ヒメサユリは、登山道の随所に散在している。この時期、登山道で手軽に見ることができることを初めて知った。 多くの登山者が、その清楚な姿に魅せられ足を止めカメラを向けていた。 コバイケイソウは、いたるところに群生していた。 シラネアオイが、切合小屋から草履塚への登山道を覆う後退する雪渓の跡地に紫色の花をつけ群生している。 エーデルワイスが、御秘所から本山までの斜面に咲いていた。
(小屋のレポート)
切合小屋は、1畳に2人の混雑ぶりであった。 床には寝袋しかなかった。 本山小屋は、登山者の話として重なって寝たとのこと。実際は、寝るどころでなかったそうだ。 御西小屋に泊まった登山者は、混雑していたが、困るほどでもなかったと話してくれた。 切合小屋のテントサイトには、20張弱のテントが設営されていた。
(水場のレポート)
本山小屋のテントサイトから10mほど下ったところにある水場で冷たくておいしい水が飲める。 切合小屋の水場は、小屋の前にある。種蒔山の雪渓付近からホースで引いているようだ。 便利だがぬるくてあまり水量がない。 剣ヶ峰の水場は、ビノキュラでみただけだが、取水している人がいるので使えることは間違いない。 ただし、三国小屋からでは遠いし、岩場を通るので大変である。
今回はじめて、飯豊山頂で雲に隠れていない連峰を見渡すことができた。 到着後30分くらいで雲が湧き始め、かろうじてカメラに連峰の山々を撮ることができた。