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1997

二王子岳(1421m) 


Sun.April 13.1997/晴れ
新津(6:00) (7:00)二王子神社駐車場  (7:50)一王子小屋  (9:30)二王子小屋(10:30)  (11:15)一王子小屋  (11:45)二王子神社(12:00)  (13:00)新津

 今日の天気は、晴れの予報が出ている。朝、起きると雲はあるが高い。登山の準備をして出発する。途中、コンビニで朝食と昼食を仕入れる。新津から二王子神社まで、一時間かかる。約50kmである。二王子神社と手前の集落の間は、道路に雪は無い。駐車場にはすでに10台ほど車がとまっている。
 今日は、プラブーツをはく。登りはじめてしばらくは、昨日の雷雨で泥だらけの道を行く。一王子小屋手前から登山道は、雪に覆われる。一王子小屋までは、吹雪でも道に迷うことはないだろう。しかし、ここから頂上までは、踏み跡がないと、登れない。支尾根がとても多い。登りは、よくても下山するとき途方に暮れることになるだろう。指導標(鉄パイプ)や赤い布はあるが、吹雪けば、全く位置がつかめなくなるだろう。
 気温が上がる。汗が流れる。半袖Tシャツ一枚で登る人もいる。私は、長袖二枚だがさすがに暑い。高度が増すにしたがって風が強くなる。寒い。雪はザラメ状である。足は沈まない。歩くに支障は無い。二カ所、急な登りがある。健脚な単独行の人についていくが、さすがにきつい。
 二王子小屋が見えてくると、先行者の姿が分かる。先導するのは、スキーで登る四人のパーティーである。次は、しばらく離れて同じく四人のパーティーである。先導するパーティーには追いつけなかったが、次のパーティーを小屋の手前で、追い越すことになる。頂上付近は、風が強い。
 二王子小屋は、蒲鉾型である。昼食を取る。パン、ジュース、カップ麺、コーヒーなど、結構、腹に入る。乾杯するグループ、ビールを飲む人など、アルコール持参の登山者が圧倒的に多い。手慣れた登山者が、フライパンで調理をはじめる。周りの人は、焼き肉のにおいと煙だけだが、食欲を刺激する。本人が下ごしらえをするのか、奥さんがするのか分からないが、豪華な料理である。本当は、材料、調理法を聞きたかったのであるが、誤解を避けて聞けない。きっと物欲しそうに見えるだろうから。
 腹ごしらえがすんだところで、ビノキュラで飯豊連峰を眺める。エブリサシ岳、鉾立峰、大石山が近くにかすんで見える。一応、カメラにおさめる。飯豊連峰の東側は、全く見えない。無線で2局と交信する。
 スキー持参のグループが滑降して下山する。私も、10時半に下山する。登りの人と挨拶を交わす。十数人はいた。下りは、雪がかたいのでどこでも下れる。道を選ばない。もう少し眺望がよければ最高なのだが。下りでわかるが、本当に支尾根が多い。降雪期は、私の力量では、単独行は無理である。登山口に着くと、神社の前に10台ほど、駐車場に20台以上がとまっていた。