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1998

 朝日連峰・竜門山(1687m) 

Sat.2.May.1998/曇り
新津(3:20) (4:40)(78km)道の駅・関川村 (5:10) (7:30)(214km)日暮沢小屋(8:00)  (12:00)清太岩山(12:40) (14:20)竜門山 (14:50)竜門小屋(泊)

Sun.3/雨
竜門小屋(8:30) (11:40)日暮沢小屋(12:15) (12:45)柳川温泉(13:15) (18:00)新津

友人と2人で残雪期の朝日連峰を訪ねる。日暮沢小屋から竜門山へ登るコースを選ぶ。日暮沢小屋まで車が入れた。根子のダムの山側に造られていた道路が完成した。道路の両側の湿地に水芭蕉がたくさん見られた。日暮沢小屋が今年新しくなった。鉄筋3階建てである。2.3階が部屋で1階がトイレである。3階まで外から入れるようになっているので、3階まで積雪があるということかもしれない。飯豊・朝日連峰の中でもっとも快適な小屋になるだろう。金曜日の夜に泊まりを計画する人が増えるであろう。小屋の前の駐車場と道路沿いに16台の車が止まっていた。ゆっくりと登りはじめる。ツツジが赤紫色の花をつけている。こぶしと思われる白い花がところどころに見られる。淡い新緑が全山を覆う。1000mあたりから、登山道が雪に覆われる。雪の下の登山道を融雪水が音を立てて流れる。1200m付近の清太岩山手前に雪庇ができている。急斜面を雪庇の上までキックステップで登る。この場所は、下山時雪庇に沿って隣の支尾根まで誤って行ってしまうので注意を要する。

地面が出ている登山道には、イワウチワ、カタクリ、ショウジョウバカマが咲いている。清太岩山手前の鞍部に馬の背になって雪庇が残っている。ここは風の通り道で強い風が吹く。その風も気まぐれで、わずか20mほどの距離なのに通過するまでになんども風向きが反転する。バランスがとりにくい。両側が深く落ちているので、こわい場所である。熊糞山への登りは、すべて夏道がつかえる。竜門山直下の雪渓は、長い登りとなっている。途中にブッシュが顔を出している。雪渓が融けて川のように登山道を流れている。この雪渓はガスが出ると降りる方向がわからなくなる。尾根の両側は、深い谷につづく斜面となっている。赤旗が何本か雪面に置かれ、ブッシュに赤布がつけられている。私も3箇所に赤布をつけ下山時のホワイトアウトに備えた。曇りではあるがまだ青空が広がっている。気温があがり、夏の服装で上った。上はTシャツ1枚で通した。顔に火ぶくれができないように目出し帽をつけさらにサングラスをつけてきた。日にあたった両腕と首の周りは、日に焼けていたむ。温泉につかったとき湯につけられないほど痛かった。下山者は14人であった。竜門小屋には、全部で17人がいた。管理人が管理費1人1000円を徴収にきた。まだ、小屋の前に水が引かれていない。雪渓から雪を持ってきて融かして使う。トイレは、2部屋あるのだが、1部屋の扉がなくなっていた。竜門山頂から大朝日岳、西朝日岳、背後に飯豊山、北側に以東岳、月山、鳥海山が望めた。曇りであるが眺望はきく。

夜半、激しい雨と風になる。とくに風は強く、小屋が小刻みに震える。翌朝、雨も風も少し弱まる。視界は20mである。下山する。竜門山頂まで強い風が吹きつける。山頂の赤旗が倒れている。それを雪面に立て直す。ブッシュの赤布をたよりに雪渓を下る。少し方向が右側にずれたが、登山道が見つかる。雨と融雪水が登山道を川となって流れ落ちる。清太岩山からしばらく下ると、雪上にテントが1張りあった。昨夜はきっと眠れなかったのではないかと想像する。雪庇を下ったところで、登山者にあう。下山するまでに12名にあう。天気は回復するので、4・5日と十分に朝日連峰の山行を楽しむことができるだろう。日暮沢小屋で着替えて柳川温泉に向かう。小屋をでてすぐに沢を渡るが、増水していた。車で横切る。柳川温泉は連休と雨のせいで駐車場も浴場も満杯であった。今回はとてものんびりとした山行であった。雨のため大朝日岳や寒江山にいけなかったが眺望は十分に楽しめた。