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1998

 粟ヶ岳(1292m) 

Sat.Apr.11.1998/晴れ
新津(5:20) (6:00)登山口駐車場(6:15) (7:00)3合目 (8:15)7合目粟ヶ岳ヒュッテ (9:15)粟ヶ岳(11:00) (11:30)7合目 (12:10)3合目 (12:30)駐車場 (13:45)新津

天気予報は、今日が晴れ、明日が晴れ後曇りとなっていた。迷わず、この日に残雪期の粟ヶ岳を楽しむことにする。久しぶりに登山計画書を作った。計画を明らかにすると、前日に深酒や夜更かしをすることはない。インターネットのブラウジングをしないで、11時に寝る。しかし、朝早く目が覚めて寝れなくなってしまう。こういうことは、平日にはないが、週末によくあることだ。昨晩、作ってもらったおにぎり3個、ラーメン、ビールをもって出かける。途中で一応、行動に便利なパンをコンビニで買う。この時点の天気は、予報に反して曇りである。白山が雲の中にある。今年は桜の咲き具合が早い。花見は次週に計画したが、この調子では葉桜を見ることになりそうである。登山口の手前にある水源地に植えられた桜は、まだつぼみである。ここは、標高が高いせいだろう。登山口の駐車場には、3台の車がすでに止まっていた。うち1台は山菜取りに来た夫婦だ。支度が早い私が1番に登る。登山口はダムでせき止めた貯水池となっている。

少し登ると登山道にイワウチワがピンクの花を咲かせている。マンサクは少ししか見られない。カタクリは全く見ることができなかった。大きな尾根に登ると、そこは3合目である。雪解けが早く、ここまではほとんど雪がない。しかし、ここから少しづつ雪の量が増してくる。薄くなった雪を何度も踏み抜く。温度が高いので、雪が柔らかくなり靴が少し沈む。しかし、もちろんアイゼンもワカンも不要だ。7合目の粟ヶ岳ヒュッテの手前の急な長い登山道の雪が薄くなり踏み抜き、登るのにとても苦労する。7合目から山頂までは、3つの峰を登らなければならない。なかでも第1の峰が1番急で長い。更に悪いことに登山道の雪が薄くなり、ところどころ地面が顔を出している。あまりに登りにくいので、落ちかけている雪庇を歩いたり、やぶが出ている雪の上を歩かざるをえない。第2の峰や第3の峰(山頂)までは、緩い登りである。長い雪庇歩きができる。

山頂に立つと守門岳、浅草岳、白山が見える。しかし、それ以外は、春霞で明瞭でない。風があるのでレインウエアを着る。おにぎりを肴にビールを飲む。外で食べるおにぎりは格段にうまい。言ってみれば、普通の米が、コシヒカリに思えるおいしさと言えば、理解してもらえるだろうか。おなかが落ち着いたところで無線で呼びかけてみると8局と会話ができる。いつも声をかけていただく人、山に興味のある人などで、ついつい話がはずんでしまう。登山者が次々に山頂に姿を現し、食事や酒盛りでにぎやかになって行く。全部で18人だ。下山する。第2の峰と第1の峰の中程から、第1の峰を通らないで直接7合目に向かう長い斜面を下る。残雪期だからこんなことができるのである。小屋の周りでも昼食をとる人たちがいる。気温があがり登山道に水が流れている。もう昼なのに登山者が絶えない。駐車場に着くまで24人の登山者と挨拶を交わす。顔がひりひりする。ルームミラーでみると、まるで赤鬼だ。下の水源地の広場で多くの家族がバーベキューをやっている。桜の咲くのを待ちかねて、青空が広がった春の1日を精一杯楽しんでいるようだ。