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1998

菱ヶ岳(974m)・五頭山(912m)

Sun.Mar.29.1998/晴れ
新津(7:00) (7:30)菱ヶ岳駐車場 (9:30)菱ヶ岳 (11:00)五頭山前一の峰(11:30) (12:30)菱ヶ岳駐車場 (13:00)新津


天気予報は、晴れ、最高気温が20度まであがる予定であった。昨日、寝る前までは、たとえ天気が晴れても、2日続けて縦走するのは、これからの1週間、仕事がきつくなるので、さけるつもりでいた。ところが早く目が覚めて眠れないので、いろいろ考えた末、菱ヶ岳・五頭山を縦走することにきめた。一番大きな理由は、少雪であった昨年より雪解けが進んでいることが、昨日の大蔵山・菅名岳の縦走でわかったためである。晴れの予報は、多くの登山者を菱ヶ岳や五頭山に招いたようだ。駐車場に到着すると、すでに車が9台止まっていた。しばらく登って振り向くと、五頭山登山口のドングリの森の駐車場に、4台止まっていた。登山道は、かなり登っても雪が無かった。菱見平まで夏道を使った。菱見平から200m進んでも登山道は、雪より地面が多い。登山道の雪は、しまっている。しかし、解けて薄くなったところを踏み抜くことがある。晴れた日は朝の気温が下がることがあるが、今回は期待に反して暖かく雪面は柔らかかった。あまりに柔らかいと踏み抜いて先に進めなくなりリタイヤすることがある。今回は大丈夫であった。気温が下がると空気が澄んで眺望もきき、杉鼻からの登りが楽しくなるのであるが、今朝の室温は、14度であった。

杉鼻の登りは、冬道を使う。夏道をトラバースした踏み跡があったが、なだれが起きそうな急な斜面をわたる度胸を持ち合わせていない。杉鼻から上への急斜面は、先行者の踏み跡に助けられて順調に高度を上げた。この斜面は、シリセードが十分楽しめる距離がある。実際、シリセードの跡があった。私は、この斜面が気に入っている。眺望がきくからである。1990年の残雪期にはじめてここを登ったときの感動を、今でも忘れない。残雪期の菱ヶ岳でこの斜面がいいという人が他にもいる。無線でそんな会話をしたことがある。杉鼻からの一連の登りが終わると眼前に菱ヶ岳の最後の登りが待っている。4人と2人のパーティーが急な斜面を登っている。さらに菱ヶ岳から五頭山への縦走路のはるか先に1人の先行者が見える。先行者の踏み跡をたどって一気に山頂に到達する。山頂から宝珠山への踏み跡は無かった。宝珠山に行くには、いったん100mほど下り、それから登り返さなければならない。山頂からの眺望は、ガスでかすんではっきりしない。すぐ下の水原町さえ、はっきりしない。今年の縦走路の雪庇は、大きい。もっとも縦走した時期が早いのであるが、雪庇が崩壊している場所はなかった。ヒビが入っている場所は、数カ所あった。標高900mとなると雪庇は、大きく、飯豊連峰の尾根を歩いている錯覚に陥る。菱ヶ岳から五頭山への縦走路は、up & down であるが、平均すると下りである。しかし、最後の登りは、かなりきつい。縦走路の北面や東面の崖にせり出して雪庇が発達しているのがわかる。もうすこし気温が上がり暖かくなるとなだれがおき崩落する。天気が良いので五頭山の各峰にたくさんの人が見える。前一の峰の下で10人のパーティーが昼食をとり談笑している。登り初めて4時間30分で前一の峰に到着した。一の峰に2人、二の峰に2人、三の峰に7人がいた。三の峰の小屋付近の積雪は2.3mであった。前一の峰で早めの昼食をとった。ビノキュラで見ると菱ヶ岳から18人が縦走している。反対に五頭山から4人が向かっている。

下山する。下山するには二の峰、三の峰の登りがある。ガスがあり、二王子岳も飯豊連峰も見えない。五月の連休前に飯豊連峰の頼母木山に、連休に朝日連峰に上れたら最高なのであるが。しかし、ガスがでたら単独行者は、全く動きがとれなくなる。飯豊、朝日の下山のことを考えると、やはり山岳会の登山者のように赤旗をたてて登らないといけないようだ。赤い布と竹やヨシを用意しなければならない。飯豊連峰の登りで倒れた赤旗を立て直して、それを頼りに下山したことがある。ガスで真っ白になれば、たよりになるのは、赤旗だけである。雪がしまったせいで、五頭山三の峰コースは、順調に下山できる。五合目をすぎると、さすがに雪が少なくなる。地面が出てくる。登山道は、雪解け水で泥だらけになっている。ドングリの森では、昼食をとっているハイキングにきたグループが3組いる。車が39台止まっていた。菱ヶ岳駐車場に戻ると車は35台になっていた。今日の登山者は、よい1日を過ごすことができたようだ。