1998
Sat.Mar.28.1998/曇り 大蔵山(864m)・菅名岳(909m)
新津(6:30) (7:00)大蔵山駐車場 (9:00)大蔵山 (10:00)菅名岳 (11:30)大蔵山駐車場 (12:00)新津
残雪期の縦走ができるシーズンとなった。昨年より1週間遅れで大蔵山・菅名岳の縦走を試みた。大蔵山登山口の駐車場には、すでに3台の車があった。5合目まで登山道に、雪がまばらに残る。積雪は5合目で30cm、大蔵山山頂で2mであった。昨夜の雨で、雪が柔らかくなり、足が沈み、歩きにくい。天気予報は、曇りのち晴れであるが、たまに陽がさす程度でガスがでて眺望がきかない。春を告げる花々は、まだつぼみのままである。登山口の沢は、雪解け水で増水して流れが速い。トレースは、大蔵山・菅名岳双方までのびていた。アイゼンを持参したが、気温があがったので、雪面が柔らかになり使用する必要がなかった。山頂が近くなると風がでてきた。じっとしていると寒い。先行者が2人いたので、後を追い菅名岳に向かう。残雪期に、このコースを縦走するのは、2度目である。残雪期が好きなのは、夏道と違って、どこでも登山道になるからである。残雪期の登山で最良のコンディションは、新雪がほとんど降らないで、天気や雨で雪がしまり、登山前夜に冷え込むことである。歩きやすいところや眺望がきくところは、自然とトレースができる。だから、残雪期だけ登れる山がある。というのは、夏道が拓かれていなくとも、この時期にだけ登れる山が本当にあるからだ。大蔵山の小屋は、雪の下で、屋根だけ見えた。菅名岳までトレースがついていた。
菅名岳の積雪は2mである。風が強く、冷たく、ガスがでていたので山頂には、1人しかいなかった。私も寒くて無線をする気にならず、すぐに下山した。菅名岳山頂付近の尾根は、深い雪に覆われていた。下山するには、どこでも通れるくらい雪がしまっていた。しかし、アイゼンをつけるほど硬くなかった。巾沢と菅名岳駐車場との分岐点で、巾沢に向かう。大蔵山登山口駐車場に戻るためである。沢は増水していた。ふきのとうが雪が解けた地面から顔を出していた。つぼみが大きいものを選んで収穫する。下山路の左側が崖となっている。ここにもふきのとうが多くみられた。反対の左側は沢に続く崖となり、陽が当たるせいか、ふきのとうが群生していた。駐車場まで時間がかかったが、かなりの量のふきのとうをとることができた。下からふきのとうをとりに上ってくるグループがあった。この沢に芹がとれるか聞いたのであるが、残念ながら無いとの回答をえた。野生の芹があれば持ち帰って、かも鍋にいれて食べたかったのであるが、残念であった。芹は、根ごととって鍋に入れると、ごぼうの代わりになりいい味を出す。これは、またぎの知恵である。米から作った保存がきくキリタンポ、やまどりの肉、まいたけ、そして芹があれば、最高のごちそうになったにちがいない。沢には渓流つりをする2グループがいた。私は、正午には帰宅したが、午後から青空が広がり、今回の登山のタイミングは、全く狂っていた。駐車場には、渓流つりの車を含めて36台がとまっていた。