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1999

粟ヶ岳(1293m) 

Sun.Mar.28.1999/曇り
新津(6:40)   (7:30)貯水池手前路肩 (7:50)ダム (9:50)小屋手前ガケ (11:00)路肩  (12:00)新津

粟ヶ岳に登ろうとしたが、小屋下のガケでリタイヤした。天気は曇りで気温は低い。登りの登山道の雪面は堅く凍っていた。車は貯水池手前50mから先へは入れない。貯水池への道路が舗装工事中のためだ。道路は鉄の鎖で遮断されていた。路肩に車を止めて歩いて水源地ダムに向かう。ダムの上の歩道を渡って対岸の登山道に進む。雪が多い。昨年、4月11日に登ったときより積雪は多い。雪は水源地から残っている。登山道のほとんどは雪に覆われていた。今年はじめてマンサクの花を見た。ところどころ尾根の雪がやせ細っていたが、全体として楽しい雪庇歩きができた。この時期に粟ヶ岳に来れば、小屋の下でも雪庇歩きが楽しめることがわかった。しかし、やせ尾根にできた雪庇は実に危険である。小屋下のガケにはロープが張ってあったが、ロープのほとんどが雪の下でステップをきってピッケルに体重をかけて登るしかない。ガケの上の斜面は長く、急でアイゼンが必要である。私は、アイゼンを着けたが先に進まず下山した。時間が無かったからである。最近、ゴム長の登山者が多いが、気温が低く登山靴でもステップが切れないようなとき、どのように上り下りするのだろうか。ガケを少し下ったところで早い昼食をとってから下山した。途中、15人ほどの登山者にあった。この時刻、粟ヶ岳は雲一つ無く輝いていた。